TLXが過酷なアプリケーションに対応

TLXが過酷なアプリケーションに対応

「セインのTLXが我々の手荒な取扱いに耐えることができれば、誰もが安心できます」これはストックホルムにあるRivners AB社の輸送マネージャー&コーディネーターAnders Nordlund氏の言葉です。 Rivners社では巨大な掘削機等を運転しますが、セインのTLXはその機器に対し持続可能なうえ、大流量なソリューションを提供しています。

ストックホルムのRivners AB社 は、スウェーデンで最も多くのカスタムメイドの解体用機械を保有しています。同社は約70名の従業員を擁し、あらゆる種類の解体、衛生及びリサイクル関連の課題に取り組んでいます。取り扱う作業は小さな建物から、解体を終えるまでに9か月もかかったストックホルムのRåsundaアリーナのような大規模なものまであります。そして、ここで言う大きな機械は、ハンマー、クラッシャー、ポリグリップ、スクラップシアーを合わせると40メートルを超す高さがあります。ここで、TLXが活躍しています。すべてのプロジェクトにおいて適切な設備をコーディネートする責任者であるAnders Nordlund氏にお話を伺いました。

耐久性とフル・フロー  Rivners社は競合他社製の大きくて重いクイック・コネクトカップリングに問題があったため、解決策を探していました。スチール製のスプリングが圧力により破損し油圧システムに入り、ダウンタイムと高い修理費用がかかっていました。セインの販売代理店であるHydroscand社がTXLを試してみるよう同社に勧めました。TXLはより小型で柔軟性があり、過酷なアプリケーションに耐え得ると評判が高かったからです。「最高使用圧力40MPaで最低破壊圧力160MPaというのはかなり有望でした。」Anders氏は言います。

「また、セインから示された流量特性表を見たところ、流量の高さは傑出していました」(Anders氏)。フル・フローがなければ、ツールは減速します。オイルの流れが鈍く温かくなり、その温かいオイルがさらにプロセスを減速します。熱もまた、油圧装置の効率を損ないます。TLXはその問題点を解決できるでしょうか?

 

「セインのTLXなら、壊れないカップリングを備えたフル・フローが実現します。」
Anders Nordlund氏, RIVNERS社 輸送マネージャー&コーディネーター

 

詳細なテスト期間を経て、Rivners社の抱える2つの問題を1つの製品で解決できることが確認されました。「耐久性とフル・フローの両方を手に入れました。実際、TLXに置き換えて以来、カップリング破損により機械が停止したことは一度もありません。」とAnders氏は言います。もう一つの利点はクリーニングプロセスにあります。TLXは洗浄可能な唯一のカップリングなので、時間とコストを大幅に節約することができるのです。

ウィン-ウィンの協力関係  セイン側からすると、協力関係は実り多きものでした。 難しいアプリケーションであったからこそ、開発過程で多くの回答を提供するという貴重な経験を得ることができたのです。「当社の研究室では得ることのできなかった答えを得ることができました」とCEJN Norden ABのキーアカウントマネージャーHenric Karlssonは言います。Rivners社は他のどのユーザーよりも頻繁にツールを交換し、製品を大量に使用します。TLXがRivners社の要求に応えることができるということは、他でも通用するということを意味するのです。両社の協力関係は非常にうまくいっており、ウィン-ウィンの関係であるのは明らかです。「当社の側からすると、完璧に機能しています。何か問題があればセインはいつも解決し、助けてくれました。」(Anders氏)