データサーバー製造に使用される漏れのない冷却用カップリング
熱制御においては、安全性、操作性の良さ、信頼性を備え、効率的に冷却するため大流量のクイック・コネクトカップリングが必要とされています。新開発、真鍮製ノン・ドリップシリーズ 767ハイフローは、冷却用電子機器用途に最適な手頃で大流量のノン・ドリップカップリングで、あらゆるアプリケーションとシステム要件に適合します。
データセンターでは、大量に発生する熱の処理が常に課題となります。最近では、従来の空冷方式から、より冷却効果が高く経済的な液体冷却方式に人気が集まっています。
圧力損失を抑える
データサーバーの大手メーカーでは、新しい水冷システム向けに脱着が容易なカップリングを求めておられました。サーバーから発生した熱を制御する冷却液ポンプの循環ラインに設置される予定でした。当初標準仕様のノン・ドリップシリーズ767を提案しましたが、圧力損失を低くしたいという顧客の厳しい要求に応えるため、許容流量の改善を行いました。
大流量カップリングが解決策
開発の段階で顧客と密に打ち合わせ、液体冷却アプリケーションについての知識を得る中で、標準のノン・ドリップシリーズ767に改良が加えられ、EPDMシールの真鍮製ノン・ドリップシリーズ 767ハイフローが完成しました。呼径19mm、流量係数Kv 13,3で、標準バージョンの流量係数Kv 10,8と比べると流量が大幅に拡張されています。
お客様から満足の評価
導入から数年経過しますが、このソリューションと長寿命で故障のないカップリングの耐久性にご満足いただいています。空圧、油圧、今回のような低圧液体冷却問わず、流量は常にセインの製品開発において重要な要素なのです。