SCANIA社の最適化をアシスト

SCANIA社の最適化をアシスト

スウェーデンのセーデルテリエにあるSCANIA社のエンジン製造工場は印象的な施設です。 訪れる人は、スタッフ同士の協力と現場の適切な配置から発せられる前向きなエネルギーに感銘を受けるでしょう。セーデルテリエの工場には、ディーゼルエンジンの製造、開発、テスト、塗装に携わる9,000名の従業員がいます。 この高度な生産チェーンには、当社のノン・ドリップ製品の中から特別に開発された「燃料ニップル」が使われていて、日々の作業をより簡単にするのに役立っています。

グローバル企業であるSCANIA社は 総従業員数42,000人で、トラックとその高度に進んだ生産チェーンで有名です。売上高は現在ピークレベルにあり、SCANIA社によると、この成功の一端は、例えばEURO6といった、ヨーロッパ周辺の異なる排出規制要件を満たすべく早い時期から対応したことにあるといいます。 SCANIA社のプロセス技術者ビョルン・デイビッズソンとシニサ・ジェイコベビックは次のように説明しています。「我々は将来に向け早期に大きな投資をし、現在利益を生んでいます。」 彼らの役割は、将来の機能を計画し、設備で生産セルをサポートし、生産ラインを最適化するためのソリューションを見つけることです。 その最適化にセインが関わることになります。

エンジンテスト向けニップル
オスとメス部品各1個から成るセインの特注ノン・ドリップソリューションは、SCANIA社のエンジンテストセル向けに特別に製造したものです。SCANIA社ではそれを「燃料ニップル」と呼んでいます。テストセル内のエンジンに直接接続し、最も重要な接続ポイントとして機能しています。 SCANIA社は1日に300台のエンジンを生産しているため、このシール機能は非常に重要です。 「90台のエンジンがチェーンを通っていくので、滑る危険性や汚れ、火災の原因となるテストセル内の漏れを受け入れることはできません。 それがセインを選択した理由です」とビョルン氏は言います。

Sinisa Jakovljevic & Björn Davidsson, 
Process technicians, SCANIA

エアポケットの除去
さらに、燃料ニップルは、エンジンテスト中にSCANIA社が想定していなかった良い副作用をもたらしました。 燃料配管内がディーゼル燃料で満たされると、システム内のすべてのエアポケットを取り除くのは、時間のかかる作業でした。 しかし、燃料ニップルのシール機能により、燃料システム内に真空を作り出し、迅速かつ円滑な充填プロセスが約束されます。 また、密閉された真空はプロセスを高速化する逆流を生成します。 「これはかなりの時間と費用の節約になります」とシニサ氏は述べています。

開発協力
 
2005年の共同作業開始以降、「燃料ニップル」をさらに最適化するための変更が行われました。 「私たちはこの製品に非常に満足しています。 これは期待を上回り、コスト削減につながっています」(ビョルン氏)。 それでも、常に改良の余地があり、新しいサイズで最適化バージョンのニップルを開発中です。 次の目標は、カップリング内部の洗浄プロセスを容易にし、最適化することです。

セイン Norden ABのキーアカウントマネージャー、ヘンリック・カールソン氏は次のように述べています。「エンジニアリングパートナーとして、設計にあった新しい方法を見出すために顧客の意見を聞くことは非常に重要です。 SCANIA社のような顧客の改善の一端を担えることに、とても満足しています。」